第1回目となるインシーズントーナメンが終わり、今シーズンも折り返しが見えてきましたね。
年末12月25日にはクリスマスゲームがあり、年が明け2月にはオールスターともなれば、もう後半ですね!
タイムスケジュール的な話をすれば、個人的に大切だと思っているのがジャ・モラントの復帰時期です。
というのも、モラント好きなんですよね!
そもそも私はカーメロ・アンソニーという2003年ドラフトの選手が大好きです。
モラントには、カーメロっぽさがあるんですよね!
主にビジュアルで!
2人ともコーンロウで、プレイにも何というか、色気があるんです。
だからこそ、モラントの度重なる不祥事にはがっかりしました。
そこで今回は、改めてモラントの復帰時期を確認した上で、「そもそも何したの?」というところからおさらいしましょう。
復帰戦は最速で12月19日
昨シーズン中だった2023年3月と5月、SNSにて立て続けに拳銃を所持している様子が投稿されたとして、モラントは「リーグにとって有害な行為を犯した」と処分されました。
具体的な処分の内容については、2023-2024シーズン開幕25試合の出場停止となっています。
この間モラントはセラピーや社会貢献活動などのリーグが規定する活動をこなしながら、トレーニングに励んでいます。
ではグリズリーズの26試合目はというと、12月19日(現地時間)のペリカンズ戦です。
実際にこの日にモラントが出場可能になるかどうかはコンディションなどの様々な問題があるものの、とりあえず最速では日本時間12月20日のペリカンズ戦が復帰戦になりそうです!
騒動の一部始終をおさらい
一部報道によると、25試合の出場停止中に約750万ドル(約10億8000万円)を失ったというモラント。
そもそも、一体何をしたのでしょうか?
経緯をおさらいしていきます。
※以下で記載する日付は現地時間です
拳銃騒動は2度起こしている
出場停止の直接的な原因といわれる拳銃騒動について、モラントは2度起こしています。
すでに上で書いたように、2023年の3月と5月ですね。
2023年3月4日:ライブ配信で銃を見せびらかす
最初の拳銃騒動です。
この日、コロラドにあるストリップクラブからライブ配信していたモラント。
酔っている様子で、カメラに向かって拳銃を見せびらかしてしまいます。
この様子はすぐにSNSなどで拡散され、地元警察が当該ビデオについて認知している旨の声明を出すなど、大きな騒ぎになってしまいました。
同年3月12日。
事態を深刻にとらえたNBAは、「リーグにとって有害な行為を犯した」と判断し、モラントを8試合無給欠場とすることを発表。
同時にモラントはカウンセリングプログラムを受けることを命じられました。
本件についてはモラントが大手メディアESPNの番組にて直接謝罪していますね。
自身はいかなる暴力も容認したことはないとしたうえで、「すべての責任は自分にある」とし、ファンらに謝りました。
2023年5月14日:動画で銃をちらつかせる
いうまでもなく、3月の騒動だけならまだここまでの問題にはならなかったんです…。
問題なのは、謝罪の弁も述べたうえで、その2カ月後にまた銃を所持して見せつけるようなことをしてしまったこと。
多くのファンやスポンサーを失望させてしまいました。
発端は5月14日。
舞台はまたしてもインスタグラムです。
友人らとともにビデオに参加したモラントは、音楽に併せて体を揺らしています。
一度画角の外に見切れたあと、再度画面に映ったモラントの左手には明らかに拳銃が握られていたのです…。
※フルで見たい方はこちら(Twitterが開きます)
その後グリズリーズはTwitterにて、リーグの処遇が決まるまでモラントをすべてのチーム活動から離脱させると発表。
リーグはモラントとグリズリーズに対し、2023-2024シーズン開幕25試合を無休欠場とする処分を発表したというわけです。
以前から素行は問題視されていた
実はモラント、拳銃騒動以前からたびたびSNS等でのトラブルが話題になっていました。
その一部を振り返ってみます。
※以下で記載する日付は現地時間です
2022年7月22日:モール警備員への脅迫疑惑
最初の大きな騒動は、メンフィスのショッピングモールに勤める警備員を脅迫したとされる事件です。
2022年夏、メンフィスのショッピングモール内のシューズショップにて店員と口論になったモラントの母が、モラントに電話をします。
モラントは8〜9人ほどの友人を連れてすぐに駆けつけ、警備員と一悶着…。
モラントの仲間が警備員の頭を殴るなどして、脅迫したとされています。
身の危険を感じた警備員がこの件を警察に通報したことで、騒動が明るみになりました。
なお、この騒動でモラントは逮捕はされていません。
2022年7月26日:少年への暴行&脅迫の疑い
モールでの騒動のわずか4日後!です。
モラント宅で17歳の少年とバスケットをしていたモラントは、少年と口論になります。
少年はモラントや友人に殴られ、側頭部に大きな怪我を負ったと証言。
この少年は警察に対してさらに、「モラントは一度家に戻り、銃が見えるようにしたうウエストバンドをつけて戻ってきた。手には別の武器もあった」と主張して、モラントと友人らを訴えられています。
2023年に入ってもトラブルばかり…
このほかにも2023年1月20日には、モラントと家族と友人らが、高校生であるモラントの妹のバレーボールの試合に乗り込んで乱暴をしたと報道されました。
一部報道ではモラントが17歳の学生に手をあげたとも報道されましたが、結局は逮捕まではされていません。
後日、モラントはこの一件について釈明しています。
モラント曰く、妹から緊急の電話が入ったので、家族や仲間たちと「妹の安全を確保しに行くために向かっただけ」とのことでした。
一部報道では、モラントの妹が対戦相手の生徒から侮辱的な言葉を浴びせられたことが、トラブルの直接の要因だそうですね。
さらに同年1月29日には、ペイサーズとの試合を終えたモラントと友人が車に乗り、ペイサーズのバスに向かって赤いレーザーを照射したと報道されています。
一部始終を目撃していた警備員曰く、「銃から照射されたレーザーポインターに違いなかった」そうです。
この日の試合中、実はモラントはペイサーズ側と口論になっています。
その際にはモラントの友人デボンテ・パックがペイサーズに罵声を浴びせ、退場に。
車上からレーザー(銃と思われる)を向けたのも、パックとその仲間達だろうと見られています。
ちなみに本件に関してはNBA側が「明確な確証を得られなかった」として、処分は下していません。
まとめ:地元の友人が大切なのは分かるが…
主だった騒動を見てきて、分かることがあります。
それは、モラントは単体では事件を起こしていないということですね。
彼が事件を起こすとき、彼の周りにはいつもパックをはじめとする多くの仲間や家族がいました。
ストリップクラブでのインスタ投稿にはモラントしか映っていませんでしたが、ああいう場所に1人で行くというのも不自然ですし、仲間がいたように思われます。
少なくとも酔っていたことは間違いないでしょう。
仲間に囲まれているにせよ、酔っているにせよ、通常ではない状況で大きくなった気持ちを自制できないのは、ひとえに「幼さ」の証明です。
良くも悪くも、彼はまだ23歳。
まだ十分、自らの道を正す時間はあります。
自身のルーツを大切にするのは素敵ですが、古い人間関係が足かせになっては意味がありません。
バスケットの腕前はピカイチなのですから、過去の人間関係にとらわれ、堕落しないでほしいと切に願います。