履歴書(キャリア)

レブロン・ジェームズは年俸1億ドル超!総収入は12億ドル⁉︎

シーズンMVP4回、オールスター選出19回(うち3回オールスターMVP)、新人王獲得、得点王1回、アシスト王1回、NBA優勝4回(うちすべてでファイナルMVP)、オールNBAチーム選出19回、オール・ディフェンシブチーム選出6回、NBA75周年記念チーム選出、インシーズントーナメンMVP1回…

これだけの栄誉を重ねてきたのが、レブロン・ジェームズです。
常にマイケル・ジョーダンを比較される、現代バスケで史上最高クラスの選手です。

そんなレブロンのすごさを象徴するのが、お金ですね。

ゲスい話だなぁと我ながら思いますが、実力主義の世界でのし上がったレブロンのすごみを分かりやすく計ることができるのがお金なんだから仕方がない!

今回はお金周りから、レブロンの偉大さを一緒に見ていきましょう。

レブロンの年俸等について

レブロンの年俸等はすべて推計なので、諸説あります。当ブログでは、引用先メディアの信頼性(どういったメディアにどれだけ引用されているか)などを鑑みて、米経済誌「Forbes」の推計を採用しました。以下に記載する金額については、すべて「Forbes」を参照したものです。

21-22シーズンの年俸はいくら?

細かな内訳は後にするとして…まずはレブロンの年俸をはっきりさせます。

米経済誌「Forbes」によると、2021-2022シーズン(正確には2021年5月から2022年5月まで)で、レブロンは年俸1億2,120万ドルを稼いだと推計されています(税引前、エージェント手数料支払前)。

この記事でいう年俸は、「選手としての契約額」だけではなく、個人のビジネスとしての収入も含めた、「その年のレブロンの総収入」の意味で使用します!

1億2,120万ドルは日本円で約175億円ですから、途方もないですね…!
※ドル円相場は2024年1月6日時点

なおForbesによると、この年俸をもって、レブロンの純資産はおよそ12億ドルになったと推計しています。
2022-2023シーズンの年俸も含めると、すでに13億ドル(約1,872億円)規模になっていることでしょう!

純資産って?

保有するすべての資産(総資産)から、ローン等の負債(いずれ返さなくてはいけないお金)を差し引いた資産のこと。純粋な自分の資産ともいえる

この「10億ドル超え」というハードルは、大富豪であるかどうかの分け目とも言われます。

全世界のアスリートのうち、純資産10億ドルを突破した富豪(通称「ビリオネア」、1ビリオン=10億)はわずか…。
現役NBA選手初のビリオネアは、やっぱりレブロンとなりました。

ちなみにNBA界隈ですと純資産17億ドルのマイケル・ジョーダンもいますが、ジョーダンはビリオネアになるまで引退から11年かかっています

ジョーダンでさえ現役時代にビリオネアにはなれなかった

稼ぎの内訳はどうなっている?

純資産13億ドルのレブロンですが、直近シーズン(2022-2023)までの総契約額は約4億7,947万ドル(およそ690億円)だけです。
※1ドル円相場は2024年1月6日時点

いや、690億円稼いだ選手に「〜だけ」って表現はおかしいですけど…純資産の半分にもみたないんですよ?

じゃあレブロンはどうやって稼いでいるのって話になりますね。

ここではレブロンの2022年の年俸1億2,120万ドルについて、細かな内訳をみていきましょう!

選手としての契約収入

まずはバスケットボール選手としての収入です。
これが一番分かりやすいですよね。

上にも書いたとおり、レブロンはこれまでのキャリアで約4億8000万ドルを受け取っています。
詳しい内訳を見ますと…

・キャバリアーズ在籍11シーズンで1億6,984万ドル
・ヒート在籍4シーズンで6,400万ドル
・レイカーズ在籍6シーズンで2億4,557万ドル

キャブスで過ごした11年より、レイカーズでの6年の方が訳1億ドルも多いんですね。

コンスタントに自身の契約額を更新してきたレブロンもですが、米国市場の成長力にも驚かされますよね。

だって、あのコービーでさえ契約額だけでみれば年間3,000万ドルが限界でしたから。
それだけNBAのマーケットが大きくなっているということです。

話を戻しまして。
2021-2022シーズンにレブロンが受け取った契約金は4,118万ドルでした。

年俸が1億2,120万ドルですから、契約により選手として稼いだサラリーは年俸の34%ということになりますね。

ちなみにレブロンは2022-2023シーズンにキャリア最高の4,447万ドルを受け取りまして、これはリーグ全体で第2位の高給となりました。

じゃあ1位はというと…はい、ステフィン・カリーですね!

2017年から2021年まで続いた5年計2億ドルの契約を満了したカリーは、2022年に4年2億1,535万ドルの契約を新たにウォーリアーズと結び、リーグ史上初となる「2億ドル超えの契約をキャリアで2度結んだ選手」となりました。

そんな超大型契約初年となる2022-2023シーズンにカリーは4,807万ドルをウォーリアーズから受け取って、リーグ一番の稼ぎ頭となったのです。

あくまでリーグの中では…ね?

カリーはアンダーアーマーとの契約も有名です

個人のビジネスによる収入

選手として4,118万ドルを受け取ったレブロン。
裏を返せば、残りの66%、約8,000万ドルはコート外の「レブロン個人のビジネス」として受け取った計算になります。

実際、Forbesの推計では純資産12億ドル(2021-2022時点)のうち9億ドル前後は、コート外での活動で得た収益だとなっています。

もちろん9億ドルはあくまでForbesの推計なので、おおむねレブロンの純資産の70%がコート外収益だとすれば、上記の66%という数字とも整合します。

じゃあ「レブロン個人のビジネス」ってなんなの?っていう話ですよね。
ズバリ、「エンドースメント契約」ですね。

エンドースメント契約って?

スポーツ選手などの著名な人物が企業と個別に結ぶ契約のこと。選手などは企業から報酬を受け取る代わりに、その企業の商品を使用し、広告効果を提供する

以下は、実際にレブロンが契約を結んだことのある企業です(既に終了した契約も含みます)。

ナイキ
マクドナルド
ブレイズ・ピザ
ビーツ・エレクトロニクス(「Beats by Dre」手がけるメーカー)
スプライト
Upper Deck(アッパー・デッキ) ※米トレーディングカード
State Farm Insurance(ステート・ファーム) ※米住宅向け損保大手
オーデマ・ピゲ ※スイスの高給時計メーカー
Dunkin’ Donuts(ダンキンドーナツ)
サムスン
Kia(キア) ※韓国「ヒョンテ」傘下自動車メーカー
Verizon(ベライゾン) ※米大手電気通信業
インテル

すごい数ですよね!

レブロンはこれまで、優れた投資家としても稼いできました。
有名な話は、マクドナルドの契約を蹴って、ブレイズ・ピザのオーナーシップを優先したエピソードでしょう。

キャブス時代にマクドナルドとエンドースメント契約を結んだレブロン。
2015年に新たに4年1,500万ドルの契約を提示されますが、これを断ります。

というのも、レブロンは2012年創業のピザレストランチェーン「ブレイズ・ピザ」に投資してきました。
マクドナルドと同じ飲食の契約であることから双方は両立できないと考えたレブロンは、なんとブレイズ・ピザを選んだのです。

レブロンのビジネスパートナーである実業家のマーベリック・カーター氏は、「(レブロンと自分は)ブレイズ・ピザの味に惚れ込んでいた」と語っています。

その後ブレイズ・ピザはその味が評価され、全米で躍進。
1年間で売上が150%に伸びる年もあり、いまなお人気が衰える気配はなし。

現在の企業価値は2,500万ドル超にもなり、レブロンはエンドースメント契約を含めて総額4,000万ドル相当の資産を得たのでした。

マクドナルドの4年1,500万ドルをはるかに上回る結果となりました。
キングは投資家としても超一流だったのです。

まとめ

ここまでレブロンの年俸と純資産について、その内訳などを見てきました。
かつてレブロンは、米大手ファッション雑誌「GQ」のインタビューにて、「ビリオネア」になることを自身の最大の目標としていることを語っています。

そこでは「自分のビジネスを最大化させること」を目指しているとも話していました。

39歳を迎え、引退の噂がまとわりつくレジェンド。
引退後も偉大な実業家として、私たちを驚かせてほしいですよね!