シグネチャーモデルで独創性を出そう!
プロスポーツ選手などはときにメーカーと組んで、自身の名前を付けたオリジナルブランドを展開することがあります。
これを「シグネチャーモデル」と言います。
NBAに関していえば、シグネチャーモデルというときにはほとんどバッシュを指しますね。
「シグネチャーシューズ」と言ったりもします
すでに引退しましたが、私はカーメロ・アンソニーが大好きで…。
昔はよくジョーダンブランドの「MELO M8」を履いて、用事もないのにウロウロしていました。
アッパーとアウトソールの付け根からぶっ壊れるまで、本当に履き潰したなぁ…。
結局のところ、シグネチャーモデルの魅力って「人と少し違ったものを選んで履いている」っていうところにあると思うんですね。
M8で出かける時は、やっぱりすれ違う人の足元見ちゃいますもん。
「俺はM8履いてるけど、お前らは?」みたいな(笑)
いま思えば痛いヤツだったなと感じますけど、でもシグネチャーモデルを履くことの興奮って、基本的には変わらず、ここにあるんだと思っています。
「いろんな服装に合わせやすい色」とか「履きやすさ」とかで靴を選ぶのもいいけど、「あの選手のシグネチャーモデルだから」っていう、一風変わった理由からその靴を選んでいる自信みたいな。
そういう魅力が、シグネチャーモデルにはあるんです。
これはもちろん!特定の選手への特別な思い入れが必須だって言っているわけじゃないです。
そうじゃなくて、シグネチャーモデルは「人と違うものが履きたい」というニーズにピッタリなんだってことです。
実際、シグネチャーモデルはモデルとなる選手固有のロゴや、その選手をイメージしたデザイン、機能性などがあるため、普通のシューズと違う雰囲気の見た目であることが多いです。
「バスケ好きだし」くらいの感覚でシグネチャーモデルを漁り始めて、あっという間にハマった友人を1人知っています。
彼、いまはもう60足くらいNBA選手のシグネチャーシューズ持ってるんですよ!
というわけで今回は、NBA選手のシグネチャーモデルを一挙にご紹介します。
ナイキやアディダスくらいしかNBA選手のシグネチャーモデルを手がけていなかった頃と違って、いまは本当に多種多様なメーカーがシグネチャーモデルを販売しています。
すべてを紹介することはできませんが、主だったシグネチャーモデルは網羅していきますので、「どんなシューズがあるんだろう」くらいの気持ちで楽しんでいただけたら幸いです!
シグネチャーシューズ一覧を確認!
まずはNBA選手のシグネチャーシューズ一覧表を共有しますね。
こちらは現役でない選手も含めたリストです。
みなさん誰もが知っている選手から、「この選手もシグネチャーモデルあるの!?」という選手まで、様々だと思います!
代表的なブランドのオススメを紹介!
ここからは上記のブランド(メーカー)の中からオススメのシューズを紹介していきます。
すべてを紹介すると膨大な長さになるので、私個人の独断でいくつかピックアップしていきます!
ナイキ
ナイキはNBA選手のシグネチャーシューズを最も開発・販売しているブランドです。
コービーやレブロンをはじめとして、リーグを代表する選手のシグネチャーモデルを手がけてきました。
レブロン21
言わずと知れたNBAのキングことレブロン・ジェームスのシグネチャーシューズです。
シリーズは2023年9月28日に「レブロン21」を発売したばかり!
従来のレブロンシリーズ同様に軽さだけでなく丈夫さも重視し、着地・踏切の衝撃を緩和する「NIKE Air」のクッショニング性能はもちろん、それに連動するケーブルシステム搭載でより一体感のある安定性を発揮するそう。
貝殻のようなアッパーデザインは真珠を守るアコヤ貝から着想を得ているということで、「Akoya」の名前がついたモデルも存在しますね。
宝石のようなシャープな見た目が上品です!
レブロン21をお求めならナイキ公式ショップから!
※追記:ナイキ公式ショップの受付が停止されていますので、Amazonのリンクを下に貼りました!
KD16
シアトルでデビューして以来、NBA屈指の点取屋であるデュラントのシグネチャーシューズです。
今年9月には最新作となる「KD16」が発売されていますね。
KD自身が高く評価していた「KD15」から着想を得て、さらなる軽量化と安定性を追求した一足!
KD15よりも低くなったアッパーには多想構造のメッシュを使用し、さらに土踏まずには丈夫で硬いパーツをあしらったことで足裏の安定感が一層増しました。
最初から最後まで点を取り続けるKDに相応しい、常にトップスピードで動けるバッシュ。
派手さがないぶん、いろんな服装に合わせられそうですね。
ズーム・フリーク4
コートを縦横無尽に駆け、ダンクにブロックにと毎日大立ち回りをするヤニス・アンテトクンポのシューズです。
ズーム・フリークの名称は、ヤニスのあだ名「グリーク・フリーク」とZoom AIRユニットからですね。
ナイキで3足目ですが、個人的に大好きなので紹介したいです!
何がお気に入りかと言われると、この大きなスウィッシュ!
規格外の身体能力を持つヤニスを表現した、規格外の大きさだと思いませんか?
弾むようなクッション性で、通常のソールよりも硬い「XDRアウトソール」を使用していることからも屋外履きでとても快適に過ごせると評判のズーム・フリーク。
なんと10月1日に最新作「ズーム・フリーク5」が発売したばかりです。
ただ、個人的にはズーム・フリーク4の見た目が好きすぎるので、4を紹介しました(笑)
ジョーダン
マイケル・ジョーダンが監修することでナイキが立ち上げたブランド「ジョーダン」は、現在はナイキ傘下の子会社となってますます規模を拡大させています。
あの「ジョーダン」の名を冠したブランドから自分のシグネチャーモデルが発売されるのですから、選手にとっては大変名誉なことでしょう。
ジョーダンからは、最初に書いたカーメロ・アンソニーの「MELO」や、ドウェイン・ウェイドの「Fly Wade」などが発売していますが、今回は現役選手のシグネチャーを紹介しますね!
ルカ1・2
ワールドカップで、NBAに馴染みの薄いファンの心もがっちり掴んだルカ・ドンチッチのシューズです。
すでに最新作となるルカ2が、国内10月24日に発売予定となっていますね。
シューズには徹底して「安定性」を求めるルカに応えるべく、ルカ1では特にミッドソールにこだわられているそう。
ステップバックやスピンを駆使するドンチッチのために、横方向の推進力に優れるようですね。
見た目で言えば、シューズ外側にあしらわれた「フライトワイヤー」がジョーダンブランドとしての品格を見せてくれます。
あと!
タンに入ったドンチッチのロゴ、かっこよくないですか!
このロゴはもちろん、ルカ2でも存分に存在感を発揮しています。
ルカ2についてはビジュアルがすでに公開されていますので、1と比べて、どちらを買うか検討しても良いでしょう!
個人的には、バスケ目的よりは外履き目線で見てしまうので、ルカ1が好きです…。
ルカ2は、1に続きローカットなのはいいんですけど、ゴテっとしているんですよね。
良くも悪くもバッシュらしくなったというか。
カラーリングは様々展開されるはずですから、それ次第かな!
アディダス
NBAにおけるバッシュの歴史を語るうえでは、アディダスは絶対に外せません。
1969年、それまでは布製の生地とゴムのソールが当たり前だったNBAに、アディダスは革新的な一足「スーパースター」をリーグに送り出します。
1970年代のNBA選手のほとんどがこのスーパースターを履いているくらい、選手に受け入れられたシューズをアディダスは作ったんですね。
アディダスのシグネチャーシューズの歴史も古くて、1979年に、現在でも未だNBA通算得点記録で歴代一位のカリーム・アブドゥル・ジャバーのシグネチャーシューズを作っています。
ドン・イシュー4
そんな歴史あるアディダスから誰の一足を紹介しようか迷ったのですが…今回はデイムじゃなく、ドノヴァン・ミッチェルのシグネチャーモデルを取り上げます!
ドン(D.O.N)は「Determination over negativity(覚悟があれば乗り越えられない困難はない)」の略だそう。
果敢にリムにアタックし続けるミッチェルの不屈さを表す、いいキーワードですよね。
ドン・イシューは2023年4月に、最新作となる「ドン・イシュー4」が発売しています。
ミッチェルの多彩なアタックに対応できるように、前後だけでなく複雑な方向に対するグリップ力を発揮できる、独自のトラクションパターンがソールに設けられているということですね。
デザインは実にシャープ!
スニーカーよりもフィットネスシューズ感のある見た目は、いろんな服装にカジュアルに合わせられそう。
コートの外でも実用的だと思ったので、ドン・イシューを紹介しました。
カラーリングも、無難にまとめられるコアブラックから、真っ赤で存在感あるビビッドレッドまで多様です。
あと、これはナイキとの比較になってしまうのですが…アディダスはお求めしやすい価格ですよね。
これって本当に、かなり大事です。
特に私はコレクターとかスニーカーオタクとかではないので、シグネチャーモデルといえども「手軽さ」を求めてしまいます。
その点、ドン・イシューに限らず、アディダスは1万円を切ることもざらなので、手を出しやすいですよね。
楽天市場の中古なら、7000円以下で買える商品ありました!
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ニューバランス
「ニューバランスがバッシュ?」と思う方もいるかもしれません。
ニューバランスが正式にNBAとの提携を公表したのは2020年と最近のことです。
2019年にカワイ・レナードと契約し、同選手のシグネチャーシューズ「カワイ」を発売したことを皮切りに、昨年度チャンピオンのジャマール・マレーやシクサーズのマキシーを提携アスリートに加え、バッシュ事業を加速させております。
TWO WXY v4(トゥーウェイ)
レナードのシグネチャー「カワイ」や、新作「OMN1S」を紹介しようかとも思ったのですが…日本で手に入りづらいことを考え、「トゥーウェイ」にしました。
こちらは今年9月に発売されたばかりの新作で、マレーやマキシーといったニューバランスの提携アスリート全員が着用するものです。
トゥーウェイの名の通り、攻守双方への速やかな切り替えに対応することを考えた一足で、ミッドソールにはクッション性と反発性に優れる独自技術を2つ採用しています。
デザインで言うと、白黒はっきりしたモノクロな色使いが、正しくツーウェイって感じ。
差し色にあしらったレッドは、靴底にあるニューバランスのロゴの色でもあります。
ナイキやアディダスといった定番から一歩外れたいなら、ニューバランスもありですよ!
アンダーアーマー
言わずと知れたアンダーシャツの最有力企業です!
「え?アンダーアーマーがバッシュ?」と思う方もいるでしょうか?
2013年からステフィン・カリーのシグネチャーモデルを手がけているので、もう周知の事実となっているかもしれませんね。
2013年以前はナイキと提携関係にあったステフですが、契約更新のミーティングにて自身の名前ではなく「ケビン・デュラント」と書かれた資料を提示されたり、自身の名前を「ステフォン」と間違えられ続けるなど、屈辱的な目に遭います。
そんな中、ステフの意思を最大限尊重し、ナイキ以上の契約額を提示したのがアンダーアーマーですね。
そうして2015年にステフは初優勝を果たし、名実ともにスーパースターとなったわけです。
以降、アンダーアーマーはステフという世界的スターを広告塔とし、破竹の勢いでシューズ部門を拡大中なのです。
UAエンビード1
「じゃあステフのシグネチャーモデルを…」と言いたいところなのですが、「カリー」シリーズはあまりにも有名なので、ここでは初MVPを獲得したジョエル・エンビードの一足「UAエンビード1」を紹介します。
ビッグマンでありながら優れたドリブルさばきやアウトレンジからの攻撃手段も豊富なエンビードをもとにしていることから、すべてのポジションの選手をサポートするべく作られた一足が「UAエンビード1」。
彼自身の初のシグネチャーモデルで、後継となるUAエンビード2が待たれる状況です。
UAエンビード1にはクッション性を高めるアンダーアーマーの独自技術がミッドソールに使用されているほか、特別設計したTPU(ポリウレタン系熱可塑性エラストマー)素材のサポートウィングで足中央部の抜群の安定感を生み出します。
デザイン性については、ぜひ見て欲しいカラーバリエーションがあります。
「UAエンビード1 BROTHERLY LOVE」です!
BROTHERLY LOVEはフィラデルフィアの愛称で、「City of Brotherly Love(兄弟愛の街)」とも呼ばれるんです。
その名のとおり、シクサーズへのエンビードの愛を表した一足で、チームカラーであるブルートホワイトを基調としています。
2014年、1巡目3位で指名されたエンビードですが、怪我によって2016年までデビューが遅れます。
そんなエンビードを信じ、変わらぬ愛で応援し続けてくれるフィラデルフィアのファンへの愛情たっぷりのシューズがこちらなのです。
もう、たまりませんね!
私はもうオッサンなので、昨今の「勝てないからトレード要求」という選手の風潮があまり好きではありません。
チームから三行半を叩きつけられない限り、最後までその街で、その街のファンのために戦ってくれる選手が好きです。
だからエンビードとかヤニス、ブッカーとかが大好きなんですよ。
これからのことは分かりませんが、リラードのように泥沼化してまでトレード要求するようなのは、悲しすぎるなぁ…と思ってしまいます。
リーニン
バドミントンのラケットやシューズなどで有名な中国企業「リーニン」です。
近年はNBAのシグネチャーシューズも発売していますが、なかなか日本国内では手に入りにくいですね。
提携するNBA選手は2人で、ジミー・バトラーとCJ・マッカラムです。
今回はヒートの燃える男・ジミーのシューズを取り上げます。
JB1
アディダス、ジョーダンと契約先を変えながらも、これまで自身のシグネチャーモデルをリリースできていなかったジミー。
ついに2023年にリリースした念願のシグネチャーシューズがこちらです。
日本では入手しづらく機能的な詳細はあまり書けないのですが、レビューを見ると、アンダーアーマーの「カリー・フロウ」に近いグリップ感と安定感だそうです。
ミッドソールにはリーニン最高級のクッションを使用していて、履き心地も良さそうですね。
カラーバリエーションはコーヒーブラック、マルチカラー、カレッジ・ブルーの3色が比較的入手しやすそう。
つま先部分の補強や、外付けのヒールカウンターによるゴテっとした丸いかかとは、好きな人は好きかも。
ただ、入手しづらいためにお高めです…。
フリマアプリくらいでしか買い筋を見つけられず、はっきりとしたショップのリンクは貼れませんでした。
申し訳ないです…。
ANTA
中国ブランドのANTAはナイキから見切りをつけられたカイリー・アーヴィングをかっさらい、バッシュ開発だけでなくバスケットスクールなどの展開を予定しています。
カイリーのシグネチャーモデルは2024年春から初夏にかけて発売される見込みのようです。
こちらもリーニン同様に正規の入手が難しく、情報も少ないため、以下でクレイのバッシュを紹介します。
KT8
クレイのシグネチャーシューズ。
アジアの大国・中国のメーカーだけあって、日本人の足にフィットしやすいようですね。
最新作はKT8で、カラーバリエーションは様々のようですね。
シンプルな見た目はどこか上品で、特にトロピカルなピンク&ブルーのバリエーションが個人的にお気に入りです。
ただし!
入手難度がやっぱり高くて、なかなか手を出しづらいですね…。
情報・使用感のレビューも少なくて、個人的にはちょっと悩んじゃうなぁ。
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まとめ:やっぱり人と違うのが履きたい
長くなりましたが、いかがでしたでしょうか。
ここでお気に入りの一層が見つかったなら、うれしいです。
ちなみに私は、この記事の制作を通して「UAエンビード1 BROTHERLY LOVE」を買おうと決意しています。
絶賛フリマサイトを漁っている最中なので、これで失礼しまーす(笑)